兵庫県淡路島久野々
昔から、木々が生い茂り何もなかった淡路島久野々の土地をきれいに整地しワイン畑とオリーブ畑を作るという構想がありました。播磨灘や瀬戸内海に落ちる夕日が望める絶景を一望できる夕日のきれいな丘に約1,000本のオリーブの木を植樹しました。
当初、オリーブに関してはあまり知識がありませんでしたが、様々な情報を収集し、今ではオリーブの木々が鬱蒼と茂った立派なオリーブ畑が完成しました。オリーブの樹は本来害虫が少ない樹木なのですが、日本固有の天敵であるオリーブアナアキゾウムシは繁殖のためにオリーブの樹に穴を開けて卵を産み付け、オリーブの樹皮や実を食べてしまい、最終的には枯らしてしまいます。そのため、有効とされる樹周りの除草を徹底し、周辺の雑木・雑草の除去も行い、様々な調査、研修などで防除方法を試しています。
淡路島のオリーブはこの土地特有の地形から、潮風をたくさん受けたミネラル豊富な実が育つため、ほかの土地にはないオリーブオイルが出来上がります。
一般的に、一本のオリーブの木から取れる実の量は約100-150kg、最終的に1Lのオリーブオイルを作るのに、およそ5kgのオリーブの実を必要とします。1本の木から搾取できるオリーブオイルは20-30L程度ということになります。搾取した後のオリーブの実も無駄なく使用するため、いろいろな加工を試しています。
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01OLIVE01
緯度: 34°31'33.6"N
経度: 134°56'10.3"E※座標は度分秒(DMS)表示